フセイン処刑の報を受けて


虐殺行為を犯した人物に同情する気など1オームストロングも存在しないが、彼の人生とは、一体如何様のものであろうかとの気にはなる。


弱き物に契約の名の元に力を与え、後にその者の命を奪う存在を悪魔と言うのならば、フセインは、『アメリカ』という悪魔に魅入られた哀れな人物なのかもしれないな、と思う、寂しげな大晦日の夜。


アメリカ=悪魔という発言は、フセインのイラン・イラク戦争以降の行動を考えれば、あながち外れてはいないかな、と。国家的打算はあれど、行動立場的に。