2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

何も知らないで

もうじき遮断機は 左を指して閉じる 手を振るなら今のうち 声を出すのも今のうち 悔いるのは過去 悔いないための未来 現在はただ迷うだけ たださ迷うだけ 何かを知った その思い自体が 何も知っていない証拠 大丈夫と平気 駄目と無理の境 黄色と白の境界に …

PURE/Too Late Two

『煉瓦畳の電灯の下』 過ぎるから過去 過ぎたから過去 それは悔いを伴うもの 青き日々を過ごすには 巡る季節が多すぎた 日常と化してしまう それをどうすることもせず どうすることもできずに 立ち尽くした路上 でも、それでも良いんだ 遠回りでしか進めない…

rainbow flyer

『再会に向けて』 温度差 光の屈折 中心はどんな色? 千変万化の空色に 少し憧れを抱いてみたり すぐにでも いつにでも 変わることが出来るから blueberry航空の one way ticket 透かした先に見えた虹色 それは憧れ 日が照らす飛行機の 背を見送る僕等は 虹…

はぁ………

絶賛疲労中。

のんたいとる

親が苦しむからだとか 他にもっと苦しい人がいるからだとか そんな理由で死を止めないで下さい 死を願うのがそんなにいけませんか? 生きて恥と苦しみを味わうのなら 生きる限り味わい続けるのなら 傷のまま死ぬ方がいいじゃないですか どうせ一時でしょ? …

Comradeship

仲間という光を 与えられた 遠隔操り人形は 光が薄れ 始めて己を知る あぁ、 仲間なんて嘘っぱちだ どういうものか 知った後には みんな飽きて捨てられるんだ

満月と僕

月は人を狂気に導く もしこの陶酔を 人が狂いと呼ぶのならば 呼ばれるままで保ちたい 嘲るままに浴びようか 満月の夜のコンチェルト 色失せた星々を 蛍のように儚さ重ね 縛られた地面の下 知らず僕は手を伸ばしていた 何かを求めるように 水中で藻掻く人のよ…

spiral galaxy -L.E.D. Style Spreading Particle Beam MIX-が出来るまで-Phase 4-

押し付けるように切るボタンを押して、乱雑に携帯をポケットに突っ込む。どこが丁寧なんだボケ、とかツッコンだ奴は脳天に風穴が開くから覚悟しとけよ?今のオレは、凄まじく気が立ッてッからな! マガジンを拳銃に込め、オレはそのまま敵背後のエネルギータ…

蒼月

青空に浮く月 貴女は何故 そんなにも寂しそうなのか 斜陽を嘆く存在なら 陽を押し退け 自ら照らすのだろうが 斜陽を眺める存在ならば 斜陽ではなく 陽をただ眺めるのだろうが 消えそうな姿で 消えることなく 光り増すその時まで ただ 蒼月は空に居る

プネウマの舞踏 (Naan)

『映写機越しに見る世界』 映写機が回る 等間隔でカタカタ刻む 現在を無数に重ねて流す 水彩画の世界 林檎を手に持つ少女 頬を朱に染め 昼過ぎの斜陽間近 槻近くで 待ち人の到来を知る フェード(暗転) 木の机には紙 5Hの黒鉛筆に定規 書き込まれた無数の軌跡…

spiral galaxy -L.E.D. Style Spreading Particle Beam MIX-が出来るまで-Phase 3-

「――俺達は、それを各所のリーダーに告げるために、一時的に電人に立ち寄った。それと――討伐の援護に」 アンドロの言葉を継いで、リソナが口を開く。……成程、電人の高性能電波発信装置を使うつもりだな。確かにあれなら確実だぜ。 「敵が様々な場所に散った…

Last Exit (Naan)

『23:00』 雲隠の半月 呪(のろ)いが呪(まじな)いに変わる頃合い 盤上の輪舞曲(ロンド)は 時を止めたまま動き出す 盤を手に持つ自分は 最終列車待ちの人間 遠くで遮断機が鳴らす 鈍い明かりが駅に迫る 妖精は電車の上に座り 欠伸して互いに膝枕 羨む拙い感傷…

のんたいとる

恨まれずに過ごす日々が 案外一番味気無いのかも

『Termination』

『白霜降りる夕べに』 麻痺した触覚 白息で暖めて 花開く前の ライトを一人眺める 空へと起つ君 見送った私 道が未来に通うとき 私達は只の赤の他人 土に埋めた写真に 浮き出た霜は 何処か丸くて まだ惹かれていて もし私が空から落ちる 一滴の水になれたな…

Punishment

『打堕妥駄』 絶唱を片に次げ 定理の権は死し 繋断った現状 スラッシュ左右 交互に怨哀怨 官と乾燥部位 裂夜の妄想 記憶は切々と断 滅裂の調和

飴色の雪

飴色の雪がぽつり 静かに呟く夜は 僕はただ孤独に震えて 『永遠の輝き』なんてさ 『永遠に輝く』様など 誰も見られやしないのに 今を生きるため 今を切り捨てた 願いを数えて 星に放つ時も ただ待つだけの時すら――! 彩られる時のスライドを 抜き出して眺め…

spiral galaxy -L.E.D. Style Spreading Particle Beam MIX-が出来るまで-Phase 2-

………そういえばWARのヤツ、『武器』を送るとか言ってやがったが……。 先ほど落下してきた箱を、今一度確認してみた。 箱の隅に置かれていたのは、武器のアタッチメントキット。 片方は、L.E.D.のロゴが入った多機能兵器。ディスク型兵器接着用のそれが持つ機能…

土衣戈

騙り事の真実は リアル変換理想論 しがみついてでも求める 精神的均衡点(メンタルバランス) 気圧変化の沸点降下 理論武装の暴発効果 代わりに償うべき者は ソファの上にてワインを一口 土の下に衣を埋めて そのまま戈で突き刺して 死者は往往にして冒犢 戈は…

もってけ!セーラーふく

『In a high-school』 Excuse? Help? いつ何処で何を使うべき? 赦し助けて恋をするのは 乙女の特権、恋夢想 解けない二乗は方程式 イケナイ事情の校庭式 貴方にゾッコンLovin'you! って短い腕が恨めしい ずっと離さずいたいから ずっと離れずいたいから 一…

青空

キャンバスを青く塗り潰す 水を付ける度に薄くなる青 真ん中から塗り始めて 気付けば端は鮮やかな水色 かすれたうろこ雲を そこかしこに残して そうだ 後で七色を塗ろう 雨上がりで綺麗だから

下らないことだけど

中二病。 私的には上等なのだが。 詩的には常套なのだが。

のんたいとる

苦しみを楽しみに変える方法? 前にらを付けるだけ。 どうやって付けるか? ――歌おうか。

のんたいとる

空想うのが人ならば 人は皆 何らかの籠に入れられた 鳥のようなものなのか………

Q-Mex〜Around The World〜

『プロローグ』 静静雪が降る町に 静静雪が降る街を ゆたりゆたりと歩いてく 黒手袋のぽわぽわを 白粉雪のぽわぽわが まだらにまだらに染めていく 冷たくなったドアノブを きっかり冷えたドアノブを ゆっくりゆっくり開いていくと そこは華やかな舞踏会 女は…

Painful Rain Slashes What's Called 'Himself'

罪を裁くためには、罪を重ねることしか出来ないのか………。 ――私は、何をしているのだろう―― 降り頻る雨は、全てを洗い流しはしない。ただ薄め、広げるだけ。表面は消えたように見えたとしても、痕跡は地下深くに残る。そして存在すら忘れた頃に、首筋に舌を這…

A-少年A-が出来るまで-9

水面に集う蛍。それはある種の儚さを、生命と言うものが根元的に持つ儚さを、全ての存在に悟らすかのように、消えてはまた現れ、現れては消えていく………。 そして、地上の営みを眺めるように、月は静かに、静かに光を投げ掛けていた………。 「――――」 俺は、ただ…

ちょっとした実験

「この糞アマぁ!とっととくたばれや!」 「私としては、貴女のように精神的に病まれたお方は、早く次世代にその生を譲り渡すことを願っているのですが」 同じことを言っているのに、文体が変わると別のことに見えるからあら不思議。

掌と体の、宇宙

従える運命線は同心円 旋回しつつ近付ける錯覚 起動軌道Infinite 始動指導Destination 例えば指を斬り落として 虚空に浮かべたとして そこにあるのは指でなく ただの肉塊に過ぎない 腕を体より離し 回りを巡らせたとして それが自由に動く代物でも 人はそれ…

のんたいとる

生きたいから 死にたいと望むのかもしれない

のんたいとる

必然。 当然。 その故を知る者はどれだけか。 破綻の中で人はその故を知るが、 故を知るには人は破綻しなければならない。