2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ふぇんりる・すとぉりぃ

『フェンリル、屋根上でノリコからレイの出自について聞く』 それはある、レイの寝静まった夜のことだった。 俺も寝ようとしてたんだが……。 「リル〜、ちょっと来て」 ん?何だぁ?ノリコ。 「話したいことがあるから〜」 ………明日の朝に………レイに聞かれたく…

のんたいとる

人のためにとる行動は 大抵は裏目に出るもの

のんたいとる

どうしたって人は人を憎むだろうし。 どうしたって人は人を恨むだろうし。 どうしたって人は人に悪意を持つだろうし。 だから僕は。 なるべく誰も憎まないし。 なるべく誰も恨まないし。 なるべく誰にも悪意を持たない。 そう在りたいと願って。

のんたいとる

無駄な事って………。 『無』くては『駄』目な事、って意味じゃないのか………!?

A-少年A-が出来るまで-7

ムンチャは俺に、悪戯な笑みを浮かべながら言い放つと、早々に歩き出した。 気の早い奴め。それともやっぱし――あいつなりの照れ隠しか?ある意味こっ恥ずかしい台詞だったしな。 あ、ヤバ。顔に自然に笑みが。 兎も角、折角貸してもらえたんだ。後で履きます…

雨色、飴色、伸ばした空に 傘花、散散、びら散らす 今日に明日にと延ばした先に 仇花、桜桜、華開く 開く花びら 飴にくるんで 栞にしてしまおうか 早く 忘れないうちに

咎果てに

腕を伸ばし 空へと向かう意思だけで 天使に成れた気がしたのか 狂気に似た凶器は 持つ己すら触れる事できず ただ運命律の糸を切るため 無闇に振り回されるだけ 代償/願い/魔法陣 烙印/咎人/土塊鎖 生える映える翼は漆黒 見捨てた誰か 見捨てられた誰か 八人…

Higher than the Sun

『時の軸から外れた場所へ』 サテライトの輝きに乗って 音の壁を突き破ろうか。 燃えさしの炎が 消えてしまう事はないから。 飛ぶかい? 潰されそうだよ。 飛ぶかい? 自分に。 光が見える? あれが僕等の行き先で あれが皆の行き先。 全ての終りの場所。 怖…

Apocalypse〜dirge of swans〜

『嘆叫螺旋』 嘆きの中を人は進む その背に幾多の屍を積み上げ その背に幾多の時を止め 尽きぬ争いに人々は叫ぶ 何故戦は終らぬか 何故死地に赴くか 嘆き叫んで人は進む 嘆きを晴らすことを願い 終止符を自ら打つために 人はそして気付かぬ 積み上げた屍の数…

故意恋綴

手渡された宝石に 映る僕はいつも逆さま 君は僕をいつも 宝石越しに見ているけど 僕が君を見るように 君は僕を見てくれない 分かっていたことなのに 分かっていた筈なのに 感情はわりと相剋暴走 別で補い隙間を埋めて 別で削られ溝は広がり 有限無限のボーダ…

HEAVEN INSIDE

『心の中の爆撃機』 破壊遊技は 幾度も繰り返され 叫びは尽きる事がなく 破壊動機は 幾度も繰り返され 嘆きは尽きる事がなく 間違いだらけの世界には ありはしない 正しいことなど 正しい選択など 「だから信じない 平和など」 その考えが悲劇を生む だから…

Dreams in the night

『傘待ち人』 目を覆う雨の日に 草原の丘上に ひとり 寒くないんだと 強がって 膝抱えてた 一人の方が楽だと 自分に言い聞かせて 腕の力を強くした 嘘を剥がすのは一瞬 打ち付ける雨粒を 退ければ良いだけ 本当は待っていた 誰かが 傘を差し出すことを 本当…

白昼断想

我は我を求め 誰は誰を求め (→∞即至るインフィ) 我は我に消えて 誰は誰に消えて (己が己の毒と気付かずに) 断じきれず断ぜず 受けきれず受けず (→←相向←→乖離) 皹に染みる水 日々に浸みる傷 (黒髭カタストロフ) (もしかしたら全てを零に還元できるかも) 意味…

のんたいとる

運命は存在するかは知らない 人心を越えた次元で定められるものは 存在することもあるかもしれない ただ嫌うのは 他者の運命を騙り 己が運命の体現者として行動する者 運命は他者が定めるものではない 己もまた定められぬにしても 《Coo Kotomi:1917〜2001》

地下牢

後ろ手繋ぎ 捕え囚われる手錠 壁と手錠繋ぐ鎖は 新たなる物たる 輝きはなし 光なき世界 ヒカリナキセカイ 錆び腐り堕ちること 願うことはならない 堕ちるのは御魂の光 闇の中に霧消 その目に輝きなく その目に意思はなく その目に己はなく 手の肉を削いで 骨…

白昼夢想

血に染まりし両手を捧げ 呟くは弔い事 幾度重ねし罪を削るための 右手は弾 空に放ちし残影を追い細刻み 左手は銃 地獄に堕ちし魂のよりしろに さて 足りぬ恨みは何を削り弔おう?

戯れ呟く戯言

例え喩え一時の言葉遊びに過ぎぬと知りつつも 敢えて言葉で記すことを選ぶように 喩え例え生が苦しみしか運ばぬと知りつつも 敢えて苦しみの中で生きていく事を選ぶ 意味を求め藻掻く様を見つめながら 嗚呼、人生とは何と無為であるかと 嗚呼、人生とは何と…

第一話:電波塔の悪魔

どうして女と言う生物は、出かける準備にこうも多大な時間をかけるのだろうか?時計の分針が十五度ほど傾いてなお出る気配の無い我がパートナーに向けて、俺は本日何度目か分からない溜め息を聞かせた。 「………準備はできたか?」 これが家を空ける事になる心…

幻影/現実

もしもこの世が 『善人』と『悪人』に カテゴライズされるとして 果たしてどちらに入るのかな? 皆はどちらに入るのかな? 激甘ならば皆『善人』 激辛ならば皆『悪人』 中途の基準で皆は ボーダーラインを探してる

のんたいとる

生きる事って それ自身が嘘の連続なんだよね 問題は その嘘をいかに貫けるか その嘘でいかに自分を縛れるか 《Makina Hatsugase:unknown〜unknown》

A-少年A-が出来るまで-6

「え〜!?また将棋やるのぉ〜?」 「ボクが勝つまでやりたいの!」 ………おい、お前ら。 「今まで何回試合をやってるのさぁ〜」 「やだのっ!ボクは勝ちたいのっ!」 「いい加減にせんかぁっ!」 ――ったく、俺の堪忍袋もそろそろ我慢の限界だ! 「人が昼寝して…

のんたいとる

夢と現実、裏あるは人心、心或るから惑うもの。 《Klm Scr:52〜102》

のんたいとる

詞、死と生、静は寂、弱と強、強と明日、usとothers。 《Ai Al:725〜739》