2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

spiral galaxy -L.E.D. Style Spreading Particle Beam MIX-が出来るまで-Phase 6-

モノ嘆の用意した砲弾は――完全に互い違いに配置されている。その上に、無数の蔦、葉の刃まで、ボクを逃さないように配置されている。 ……Count 5…… 脚に付いたオプションは、この場で解除してレーザーの補助に回らせた。これで、ある程度は壊せる……残りは――耐…

のんたいとる

人が嫌いなのは 差を蔑視することで 差を別つことじゃない 差を別つことを止める行為自体が 差を蔑視する行為でしかないと 誰もまだ理解できていない

のんたいとる

悪を設定してしまえば みんな気楽だと思う ただそれに従えば良いんだから ただそれに逆らえば良いんだから

spiral galaxy -L.E.D. Style Spreading Particle Beam MIX-が出来るまで-Phase 5-

全く、あいつは全てお見通しか。剣でない方の武器すら、本気じゃない、とな。 俺のもう一つの武器、それは目の前にいる偽レイジと同じもの。速度こそ違えど、限りなく応用可能な代物だ。 左右同時に攻める――二重階段。 本来は周辺被害縮小のためにパワーを抑…

empty

黒塗りの車 黄緑のビラ 叫び声はいつも 雑音にしか聞こえなくて 何に憂いているのだろう 何に怒っているのだろう 憂いることが多すぎて 怒れることが多すぎて 遥かに遠すぎる 人と人の互いの距離 遠ざけた戦犯は 被害者面して叫ぶだけ 心で笑って顔では泣い…

超新星

渦に巻き込んで! そのまま振り回して! 息の続く限り! 体の続く限り! 叫ぶ声の衝動のままに! 両腕を大きく伸ばして! 肩から外れそうな程に! あらゆる目に映るもの! あらゆる瞳に映らぬもの! 全てを受け入れるように! ――やがて体は光を纏い 蒼空を割…

内なる魔獣

体に巣食う魔獣が 僕の皮を被って 外に出ようとしているなら 僕はその魔獣を喰らい そのまま生き延びてやる 自分でなくなるのなら それは構わない 自分が変わるのなら それはそれで構わない でも自分が無くなるのは嫌だ 自分が消えるのは嫌だ 内なる魔獣が …

今夜はブギーバック

『Twilight Party』 ミラーボールのGroly light アンニュイなChill out お別れだけなら悲しすぎるから この場で一つRap,Lyric A R I GA T O U 感謝を忘れた者達に告ぐ A R I GA T O U 当たり前すぎて忘れられた言葉を 安売りされたカタルシス 知ったかぶりで…

無垢なる銃口と駆け巡る過去

小さい頃、ピストルを手に入れた。 子供の頃、誰しもあるでしょう。路上に落ちている物を、宝物として大切に持ち帰る事くらい。 私の場合、それがたまたま――本物の銃だっただけ。やがて私は、当たり前のように学校に入った。他の子供がそうであるように――軍…

春風待ち

『タンポポ』 綿毛を幾束 飛ばしただろう 側を過ぎる草に その体を乗せるように セピア色の夕焼け 微笑んでいいよね? 君には見せられないけど まだ眠ったままだから 知らない顔ばかり 見上げた路傍で 笑うのに飽きたら 心のフィルムを回そうか 名前の知らな…

traces

『蒼い砂が満たす地にて』 爪先で砂をなぞる感触だけを 今の僕は感じている 友の名を綴った砂場は 風と共に掻き消えた 何気なく腕を伸ばして 指の腹で風景を掻き回してみる 無色の空気に引っ掛かって 身動きがとれなくなるだけ 背中で舞い上がる砂は 曲がる…

霧立つ

童の歌が聞こえる かごめかごめをする 稚児の声が 竹林の中で かくれんぼの声 もういいかい/まぁだだよ どこまで探して見つかった? ほんのりと朱が差す頬に 思わず見とれてしまった―― 畑に立つ霧 白き影に映る 懐かしき人 日が照らして消えてしまった 懐か…

一杯

時計を沈めた 清らかな水を 話を肴に 飲み干して 針を回した覚えはないし そもそも回す意味もない 外の闇色に変化はないけど 星の位置、少しずれてない? 時間泥棒は 今も自分の腹の中

闇に月 人と酒

水面に照らしてみたい 天に映る満つる月を その手にしてみたい 狂う時を司るなら そのままでいいじゃないか 人が唯一正気に戻る時なのだから 微睡みの中 夢と夢を行き来していく 幸せは 辛いときから 一線を越えた状態を言うから 闇に月 姿を失って人は 己自…

月の見えぬ夜にさえ

月の見えぬ夜にさえ 断片に光る星がある 数は少ないながらも 懸命に光る星がある その光に照らされて 闇の世界の僕らはいる 「光を目指せ」 まるでそう言いたいかのように

景色のイデア

過去は現在が現在である程 美しく輝く けれど 過去が輝くのは 現在で生じる錯覚 現実逃れの虚像に過ぎない だからこそ 虚像であるからこそ 美しいのだろう イデアがそこにあるから

スタンドバイミー・シンドローム

線路の上から 前を見つめて 直線上で 先を見透せるかを 試してみたくて この先に 目指す場所があると この先に 僕らの家があると 前も後ろも 見透してみたくて 光しか見えなかった 光しか見えなかった 思えば遠くに来たもんだ

田園

水を吸い込んで 生き返る土地 種をくるんで 空へと伸ばせ 雀は啼いて カラスは飛んで 案山子は静かに見守って 健やかに育て 実りを成せと 願うは田の神人の神 雨風と 雷電よ 命を奪うことなかれ

莓畑

黄色の可愛い従業員は せっせせっせと働いている じゃましないでよ いましごとちゅう 遠くに行って欲しいけど お客さん達知らんぷり きにしたらだめだ しごとしごと 近づかなければ何もしない それは互いに同じこと しごとだらけで いそがしい しごとだらけ…

薄ら雲

緑と茜 ベージュの大地から見渡して そよぐ そう見えたのは目の錯覚か 動かないで ただ見つめ続ける 時の過ぎるままに 時代の過ぎるままに もしも この声が聞こえるなら 葉を一枚 僕の手に乗せてくれないか? 過ごした時の証として

デジャヴュ

旧車両の座席に 腰掛けながら肘を付き 移ろいゆく変わらぬ景色に 思わず溜め息を漏らす 僕らはどれだけ変わっていくのか 立ち止まって振り返っても 昔の姿は見えやしなくて あの頃の自分は 何を考えてきた? 求め伸ばした手 何度、振り払われたことか 変わっ…

幾多の畑

幾多の畑 潤すは狭き大河 幾多の畑 潤されるは地の子共 恵む 恵まれる 与え続けるもの 受け取ったものを返すもの ひたすら奪い続けるもの その身を土に還すとき 人は地に返せるのだろう? 幾多の畑 声が聞こえる 帰る場所は用意していると

Forever

羽よ 天より地に堕ちし 光の羽よ 風の導くままに舞い上がりて 今一度天に還らん事を 肉の軛を棄て 時の輪を離れ 常しえの生を授からんことを 願わん 時は満ちたのだ 願わくば 移ろい逝く世界を巡る 外環にて送る命が 幸せに満ち足りたもので 在らんことを 願…

第一話:電波塔の悪魔

「………な〜んか肌がピリピリするんだけど」 魔法生物は、物理攻撃を殆んど受け付けない代わりに、精神攻撃には敏感だ。モイは恐らく、ここに張られた対精霊用結界に反応しているのだろう。 「気にしたら敗けだ。大概の任務にこれは付きものだからな」 「ま〜…

NEW GENERATION-もう、お前しか見えない-

『Lovin'U』 愛が軽いなど誰が決めた? 言葉の数だけ愛があるなど 幾億の言葉を尽くし 散った奴の負け惜しみ 数値化できない愛情 だからこそ具体数で決めようとする 俺のような奴は軽蔑される 『尽くせない奴に何が語れる!?』 装飾語句を重ねるほどに 受けと…

the trigger of innocence

『少年兵』 銃を握りしめて 砂漠を一人 目を凝らして 砂音 歩く 歩く 前へと歩く 与えられたパトス 見落としたヘロドトス 青い炎が 赤い閃光に散っていく 留まらないで 進んでいるのは 誰かがそう願ったから? 自分の足で立っているのは 自分の願いだったの…

moon_child

『煉瓦の前で』 周波数上げて 型どられる風景 暖かな家族の声 星空を見上げて 辺りを見回して 呟いた 思えば遠くに来たもんだ 波音は運ぶ 遥かなる地の音を

空言の海

『八月の雨の日』 雨に濡れたくなかった 自分がその中に 溶けていきそうで 崩れていきそうで こんなにも 暖かいんだから 張り詰める力を 失ってしまいそうで 音が音で掻き消されていく その中で一人叫んでいる 私に気がついたの 私が気がついたの 築き上げた…

neu

『the end of day for people without him』 欠けてゆく指先に口づけ 名付けられない色の花びら 星空が回る 円を描いて僕らを呼ぶ 光溢れる星 取り残されたように引く 引きずられる 投げ飛ばされる 一粒の涙が 億もの粒に砕けて 攪拌されて 紺の画用紙に埋め…