あれから色々考えてみた


相変わらず長いし、とりとめないし、書いてて、相変わらず歪んでるな〜、と苦笑い(笑)


それでも僕は、全世界の人が武器を捨て平和の道を歩もうとするとは思えない。例え、それが民のために有効だとしても。


武器によって平和が保たれるのは空想、確かにそれもそうだと思う。その思想が間違いなのは先の冷戦で、米ソの軍需拡大競争を見れば分かる通り、世界に不安しかもたらさないから。
もっとも、平和=秩序の安定、と言う観点からなら、多少はそうかもしれないけれど、それも間違い。反体制に対する強硬な強攻を強行している。米はヴェトナムに、ソ連アフガニスタンに。


だけど、
開放的なクレタ文明が武器を持つミケーネ文明に滅ぼされたように、
中世では、外交の最終手段とは戦争を意味していたように、
WWⅡ後の国際連盟や不戦条約が、ドイツ軍拡や日本軍拡の前に何の意味をも持ちえなかったように、
元より人間は、武器無しでは平和を保てない種族であると思われる。


人が武器を持つことを覚えてしまった以上、それをそう手安く手放すとは、僕はどうしても思えない。
人間の理性や常識など、欲望や打算などの感情の前では、あまりにも無力だから。
強大な権力を持った場合、誰が止められるのだろう。
暴君ネロに始まり、ディオクレティアヌス、フェリペ二世、ジェームズ一世〜ジェームズ二世、ルイ十四世、ニコライ一世、シャルル十世、フリードリヒ二世スターリンヒトラー毛沢東、そして現代まで続く、その他あまたの名を知らぬ様々な、対外・対内に武力制圧を強いた権力者達。
様々な時代にこれだけの実例があるにも関わらず、人は武器を持ち続ける以上、武器を捨てる事など出来やしないだろう。
理性で制御できる者も中にはいただろうし、今でもいる。だけど、全員がそれじゃない。どの世界にも、例外はいる。


それに、国は民のことなど、基本的に国家の二の次ではないのか。民よりも国益を考えるのが国家である以上は。
民衆の心理など、マスメディアでどうにか出来るだろうし。