2007-03-22 αρχη 音ゲー詩 『戴冠式』 森の中 湧き水の湖に顔を映して 微笑んだのを確認 草木はざわめく リスは首を傾げる 兎が私のスカートを引く シロツメクサを結わえた 冠を被せられた私 鳴き声の波 ――今、確かに 私は祝福されているんだ 鳥が私の両腕に 花を一杯運び 湖を見る 鳴き声が消えた 他の動物達も 湖を見る 水色の髪をなびかせて 私は水の上に立つ 花を湖の中心に置く 忽ち広がっていく花達 森の皆が声を出す 喜びの声を 躍動する歓喜の感情を 新たなる守護者の誕生