2008-09-20 Sorrow 音ゲー詩 『スライド』 指紋がつくのを気にせずに スライドの中身を確かめる ポーカーの手札のように 広げ透かし見ては溜め息 欲しいものが遠く 霞んで遠く ただ遠く 遠く サレンダーしても 次のゲームはない 探すしかない でも見つからない ガラス破片に埋まった顔 虹は涙を映すだけ 口は同じ言葉を呟くけど 音無しでは別に採られ スライドばかりが増えて 何のスライドかを忘れて 欲しかったのは何だろう 何で破片を持ってるんだろう ただ 笑って欲しいだけだった ただ 笑顔を見たいだけだった のにね