Blessing


『針が天で交わる前に』


赤、白、黄、緑
茶色い煉瓦の家から
曇り硝子を眺めると映る色


巨人の靴下を吊るして
今日は素直に眠るの


待ち人は
この家にも
遠くからやって来るから


本当は
欲しいものなんて
無いかもしれないんだ


求めていたものは
時が経てば忘れられるから


でももし
本当に欲しいものが
出来たとしたら


その時
きっと逢えるのだろう


私だけのサンタクロースに