『クリスマスのその裏で』 耳元では、相変わらず激しく風が豪豪と音を立てて流れている。 目の前一面には雲一つない青空。雲がないのは当然だろう。下を見ると広がっている白い絨毯が雲なのだから。 ついでに言うならば、足元の感触はない。つまり………。 「――…
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