2007-05-22から1日間の記事一覧
どうしても無器用なんだろうな、と考えてしまう。 抱いたはずが突き飛ばして。 包むはずが切り刻んで。 撫でるつもりで引き裂いて。 それでも愛を求める。 行動が裏腹なものになってしまうのは、悲しいのと同時に、一種のいとおしさを感じてしまうのは僕だけ…
僕の創作行為は、 『錆び付いた一人よがりのナイフで目についたものや自分の体を切り裂いてそれで同情を買ってもらおう』 っていう行為に過ぎないと知った。 虚しいだけだよな、所詮は。
『命』 大いなる世界に 産み落とされし命は 暖かき水にくるまれながら 静かに川を下っていく 薄橙の空の下 命は川を下っていく 岸にいるあまたの女 手を伸ばせど命に届かず されど手を伸ばすことを 止めることは無し 次の命を ただ待つのみ 或る女が 手を伸…