『掌』を聞きながら


どうしても無器用なんだろうな、と考えてしまう。


抱いたはずが突き飛ばして。


包むはずが切り刻んで。


撫でるつもりで引き裂いて。


それでも愛を求める。


行動が裏腹なものになってしまうのは、悲しいのと同時に、一種のいとおしさを感じてしまうのは僕だけだろうか?