その一

ここでは簡単な本紹介をば。作品は巻別ではなく、タイトル別で語りたいと思います。
今回は短編連作形式のもののうちからいくつか。


キノの旅
僕がラノベ好きになった契機(きっかけ)の本です。
主人公のキノは、相棒のエルメスと共に色々な街へと旅をします。一つの街にいるのは、決まって三日間。そこで色々な人に会い、色々なことが起こる、そんな話です。
詩的な言葉、黒星さんの絵と共に、淡々と彩られる世界。物語的に結構面白いものがそろっていて、その面白いも、おかしいのと興味深いのが半々、といったところです。
ページ数も多くないので、ちょっとした時間に一話ずつ読めます。


しにがみのバラッド。
上記の『キノの旅』は、キノやその周りの人物が主役として描かれますが、こちらの小説では、主人公は話ごとに変わり、その人たちに白い死神モモと、相棒の黒猫ダニエルが関わっていく、そんな話になります。
こちらの物語は、優しく、哀しく、そして綺麗です。個人的には、ピアノの綺麗な曲を聴いているような、そんな感覚で読めました。
漫画化もされているので、そちらも用ちぇきら。


ポストガール
こちらもロードノベル。ただし成長ものも入ってはいるので、主人公に同調しやすいのはこちらかも。
主人公の、手紙配達の仕事をする人型自律機械シルキーが、人々に手紙を届けるなかで、その手紙に込められた思いから成長していく………。



今回はここまで。拙い文章でごめんなさい。これが読む際に参考になれば幸いです。