小説案その九


『Assashin & fragment』

暗殺組織に所属する少女、沙希。彼女の記憶は、血だらけになった部屋と、何かに切り裂かれた家族、そこで断絶していた。
十一歳の誕生日、親による虐待によって、直接触れる事なく対象を切り裂く能力《見えない刃》(インビジブルブレイド)が発現。
自らの手で人を殺めてしまった事から自らの記憶を封じ込め、更に暗殺組織によって厳重に封じ込められてしまっていた。


だが、初めて失敗した任務、その原因である名探偵下碓氷月人の吐いた言葉が、沙希の心を揺り動かす。


「………お前の記憶に、残っていないのか………」


彼の言う「記憶」とは一体何なのか、愛猫チャンパーと共に組織を抜け出した沙希は、記憶の断片を探し求めるようになる。


血生臭い追っ手との激闘に次ぐ激闘の後、彼女が手にするものは………。
長編ハードボイルド小説。


影華さん、書いてみませんか?