Little wings(vision)
小さな羽、手に入れただけで
飛べた気になっていたんだ
実は僕は落ちてるだけで
向かう先は固い地面
誰だって羽を持つ時代があった
誰だってそこで一度死んだんだ
墜ちる僕等を笑うように
大空羽ばたく鷹がいたのさ
空高く舞った
そのとき僕等は地に突き刺さった
羽は粉ごなに砕け散ったんだ
そして僕等は空ばかり見上げた
届かないことを、仕方がないことって
言い聞かせて、また空を見上げているよ
誰だって空を飛べた瞬間があった
誰だって……それが錯覚に過ぎなくても
誰だって、誰だってきっと飛べる筈さ
……背中の羽に気付かず、また立ち尽くして
羽ばたこうとするものを嘲って
羽ばたいたものを羨むのを辞めにしよう