ポップミュージック論


『枝葉末法


時を越すラブソングは
今はもう出て来やしない
How easyly loves come!
How easily loves go!


安っぽい常套句を
間に受けて喜んでは
所詮、絵空語りと
冷めて頭抱える


匿名希望の電波飛び交い
薄い葉は破れスパムを散らす
誰かを嘲(わら)えど腕のバーコード
俺も'名無し'の一人でしかない


「破れた葉を繋げ!」
声高に叫べど聞く者はなし
散った葉は風に流され
跡形もなく消ゆ


時は音を変えれども
心変わりは是何事ぞ
極彩の葉よ舞い踊れ
刹那、消え行く運命(さだめ)なら