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赤コーンの群れが
響かせる重低音
削られ剥がされた黒き地


霞んで見えぬオリオン
アンタレスの影もない
吐く息ばかり白さを増す


指先一つ
通じ合えるつもりで
積み上げたものは
ショベルカーに壊されてく


電車越しに読唇術
曇りガラスに阻まれる
指先で綴る文字は
いつも逆さま