『鈴雪を願う日に』


仄かに白く明るい夜の日は
雪が舞い降りそうな気がして
手を差し出してみた


『白くないのにね』
目に見えない息のことかな?
それは分かってる


厚着で汗ばむ
背中感じては
待ち遠しくももどかしく


ティンカーベルは夜中過ぎ
ウェンディを誘って
永遠の国へと
身を踊らすのだろうけど


1/60分を
日々生きる僕等は
指先で溶ける
束の間の夢
今日も追い掛けて