『eternal snow』


「この暖かさなら、一人だけでいいよね」
押し殺したような、優しい声
浮かぶ笑顔は、決意の中に見える迷い映して
それでも、僕等の関係の終りを告げるのに十分


雪の無いこの町で
雪の無いこの空の下で
溶けるものはない
溶けることも望める筈もない


あと少し、もう少し
顔を見せてよ
あと少し、もう少し
声聞かせてよ
留めようと伸ばす手は
誰も何も掴めやしない


あと少し、もう少し
側に居たいよ
あと少し、もう少し
彼で居させて
心閉ざし独りになるなんて……


like eternal snow....