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雨降りの痕は
樹の模様が教えてくれる
暗く沈んだ地面
境目過ぎたら明るい


嘘吐きの天気に
安堵した昼間に
響くハチドリの羽音に
愛しい気持を覚え


春は過ぎたと言うのに
何に焦がれるのやら
日は雲に隠れ
光翳り暗染


見通す力など
誰も持つはずはない
閃光と重低音の中
一人足を進める