2007-05-31 5/31 詩 雨降りの痕は 樹の模様が教えてくれる 暗く沈んだ地面 境目過ぎたら明るい 嘘吐きの天気に 安堵した昼間に 響くハチドリの羽音に 愛しい気持を覚え 春は過ぎたと言うのに 何に焦がれるのやら 日は雲に隠れ 光翳り暗染 見通す力など 誰も持つはずはない 閃光と重低音の中 一人足を進める