路男


『我』


路という字は。
各々の足と書く。
そして路は。
未知と読みが合同である。


男は田を背負い。
力の元に生きるもの。
己を知る路。
己が生きる男。


併せ我。
我を貫く。
我に猛る。
我は叫ぶ。


鬼と云う魂。
土くれではない。
集えど塊にしか成りえない。
我を失せば言は土に還る。


マスラオ共よ
『我』たれ