2006-08-15から1日間の記事一覧

小説案その四

『晴れのち、雨降り』 中学の頃、迷子の巫女服の子供を保護者まで届けた僕は、高校二年のある日、突然この世界に現れた化け物に襲われそうになった。 そしたら、どこかから聞こえてきた少女の声と共に、化け物は霧散し、僕は突然地面に開いた穴に落ち………気付…

トルバドゥールの回想

『車窓、夢、幸せの時間』 豪華な宮殿 催される舞踏会 幾夜踊れど 踊り疲れぬマスカレード ワルツはリズムを変えて 足をとられそう スタッカート・テヌート 緩急はいつも突然に 窓から抜け出て 薔薇の花壇に降り立つ かぐわしく咲き誇る赤 しとやかに咲き乱…