2009-04-06から1日間の記事一覧
天から響く 声――何かに絶望し 何もかもに絶望した 心に―― 『ほら、なに床ばかり見てんだ? 憎たらしい黒雲は もう、切れかけて――』 スポットライトで照らされて 浮かび上がる僕の―― 輝く羽が 僕の手に落ち―― その時だけ僕は―― ――もう、うつ向かない ――もう、…
『怨嗟輪廻』 憎悪の果てに怨嗟 怨嗟は身を蝕み 心を朽ち果てさす 心の臓に溜まりし怨嗟は 決して消えること無く 身を幾度幾度も駆け回り 畜生へと退化せしめん 退化して怨嗟となりし身は 己を忘れ衝動のまま 貪り貪り やがて人の身となるも 怨嗟の人と化し …