『雫』(あさき)


あさき氏の曲は、『蛹』や『ツミナガラ………と彼女は謂ふ』のように中毒的で、一般から取っ付きにくい曲も多いのですが、この曲は、まず間違いなく一般受けしやすいタイプの曲です。


あさき氏の曲と言えば、ほとんどエレキギターが入っているのですが、今回はエレキではなくアコギです。まぁ高速具合いはひけをとりませんが。ピアノもギターも、高速且つ、ベースラインの泣き系コードの上でバックメロディを響かせ、ドラムがその速度を作り出し加速させ………。


そしてなによりあさき氏本人のボーカルも歌詞も悲哀がこもりにこもっていて、lament(哀歌)と言うジャンルが、その曲の中身を的確に表すような、非常に切なく、胸が苦しくなるような曲に仕上がっています。


個人的には、終り方が静かなところも、儚さがにじみ出ている感じで好きです。


氏のアルバムにはロングバージョンが入っています。管理人としては、出来ればそちらをおすすめしたいです。理由?
物語の、この悲恋の物語の状況が分かるからです。悲しいです。ラメントなどとジャンルがつくのは当たり前に思えます。
ちなみに管理人は、歌詞解釈サイトに行き、その解釈を読んで泣きました。


『幸せの意味と水漬き
去る風花抱き、想う
「貴方に逢えて、よかった………」と………』


………打ってて泣きそうになった………。