2006-09-26 『独り兎』 詩 黒兎は今日も、水辺にいる はぐれた訳じゃない 一人が好きだから ヒトリガスキダカラ そんな戯言戯言世迷い事 一人身勝手に繰り返して 本当に一人になった時に '寂しい'事に気が付いたのさ 僕は孤独を愛していたわけじゃなくて ただ集団から逃げていただけ '死なないよ'だからどうしたと言うの それは甘美な束縛 孤独な兎の涙は月に融ける