アジカン風

作曲予定なのでお持ち帰りはご遠慮願います(笑)

『絵空評』


怠惰に埋もれた妄想現象
最果の地にて討論会
'最大多数の最大幸福'
所詮真似事の空想論


エセと偽の間(ま)の相対乖離は
実質無視した三文評
人の西、人が直る筈なく
皆無と告げられ大暴走


凪いだ空の下
動かざる雲
散りて消え逝く定め
我が身此処に在り


刹那に響く衝動は
月下に強いる闘争か
マルクス主義者の幻聴に
何の価値見い出すべきだろう?


張り上げた声、振り上げた腕
強調口調の信憑性は
強調具合いと反比例
音の集いは絵空評


サイケで満たした天性人語
極彩色の博覧会
'絶対普遍の平等摂理'
笑える理想の空想論


零と壱の間(ま)の絶対障壁
打ち破るための詭弁評
糸に色付け、文を寸止め
束の間の内に大崩壊


風を切る鳥の
羽根はらひらり
総て流さるる定め
我が身此処に在り


圧倒多数の暴論は
八方寡数の状況か
帝国主義者の幻想に
誰が手を貸すべきだろう?


張り上げた声、振り上げた腕
強調口調の信憑性は
強調具合いと反比例
人の集いも絵空評


ノスタル浸した前提条件
エゴとエゴの中口論会
'天上天下偶像崇拝'
畢竟他者への干渉論


石火で響く咆哮は
劣化し滲む動向か
回顧主義者(レトロスペクト)の戯言に
誰が耳を貸すべきだろう?


感情多数の討論は
惨状多数の拷問か
虚無主義者(ニヒリスト)共の譫言に
誰が従うべきだろう?


張り上げた声、振り上げた腕
強調口調の信憑性は
強調具合いと反比例
音の集いは絵空評
人の集いも絵空評