2006-10-27 綱渡りの時代に 詩 例によって書いたのは核実験の日ですが。 誰もが自分を求めて 誰もが幸福を求めて 誰もがあまりに不必要な 力を手にしようと 躍起になって みんながみんな生き急いでる 個人だらけの故人国家目指し みんながみんな生き急いでる もがいて足掻いて 自分だけで精一杯になって 綺麗事すら言えない世界で 誰かは誰かを傷付けるだろう 夢の中で痛みもなく 電波は廻り単純化した末 個を失ってそして消えていく