2006-10-28 緑の風 音ゲー詩 『風が通る鳥居』 鞠つきの音 朱が差す手 素直な笑顔 石畳を走る 子供のはしゃぐ声 揺らぐことなき………風 葉が擦れる音 さらさら さわさわ 鳥の声と 合わせるように 鳥居の周りで みんなで騒げていた あの日々 ………やがて 紅葉に乗っかっていた手は 紅葉を乗っけられるようになり 鳥居を背に 紅葉を手に 光の先を見つめる ………もうこの場所には 誰も来ないのかな……… 静かに吹く風が 紅葉をそっと 吹き上げた