所詮は自浄のために打ってるに過ぎないかもしれないけれど。


それでも僕は描いていたいんだ。詩によって。この哀しくて歪んで、だから愛しくも憎たらしいこの――――。


『心の中のクエイク』


全てを捨てて
逃げようと思えるほど
僕は強くないから


また何かに
しがみついて
ほらまた
どこかで溜め息


立つ場はないのに
自己弁護
守ろうとするほど
傷付く悪循環


全て滅ぼしてしまえたら
なんて甘えて
全て消してしまえたら
なんてわめいて


不安定な地盤
簡単に揺れ
揺れ
揺れ
揺れ