2006-11-29 風吹きの洞穴で 詩 指先のしびれは もうとれたかな? うまくマッチが掴めなくて 光は赤い球になって 辺りを照らすけど 僕の後ろはどうしても見えない 岩に擦れた風が呼ぶ おうい、ぼくは こっちだよって 穴を通った風が呼ぶ おうい、ぼくは あっちだよって 二つの風は 命を吹き消し 僕の姿を消してしまった 指のしびれは もうとれたかな? マッチはどこか分からなくて