Under Construction


『年の瀬』


重器の音が鳴り響く
必要な
不必要な工事の場に


昼の街灯は眺めながら思う
まだ使えるのにな


その隣では
木が接がれ
金が接がれ


木の一つに止まる鳥は言う
果たして誰が来るのやら


遥か離れた大都会
立ち並ぶ
無骨な水晶宮


下に立つ誰かは叫ぶ
機能性も美しさもどうかな?