2007-03-07 自浄自虐 詩 汚れた自分を嫌い 清めるがために懺悔 後に他者蔑視と自尊 癒されたのはただ自分のみ 癒されたと思うのは自分のみ 自分で傷付けた傷を 誇らしげに見せながら 自分でつけた痛みに はらはら涙を流しながら 何を告げるのだろう 何を叫ぶのだろう 誰が涙を流すだろう 自浄演説が進むほどに 手持ちのナイフで皮膚を切り 自虐演説が進むほどに 見えないナイフで心を刻み 何を誇りに持つのだろう 何を誇りとするのだろう 壊したのは他者 捨てたのは自分達