亜闇


名知らぬ交差
黄昏過ぎて
闇に身を包む前


寒風に抱き留められて
立ち止まる信号
向こう岸までが遠い


足は軽く
このまま天へと
昇っていってもいいかな?


振り向いても
誰もいないけど
誰も止めないけれど


―――――――――


暗い場所でポストロックを聞くと、そのまま意識が連れていかれそうで。溶けてしまいそうで。
幻に体を委ねてみて。