2007-09-20 故意恋綴 詩 手渡された宝石に 映る僕はいつも逆さま 君は僕をいつも 宝石越しに見ているけど 僕が君を見るように 君は僕を見てくれない 分かっていたことなのに 分かっていた筈なのに 感情はわりと相剋暴走 別で補い隙間を埋めて 別で削られ溝は広がり 有限無限のボーダー拡張 赤々赫の薔薇に絡めとられ 指は触れるだけで全てを傷物 ただ触れたいだけなのに ただ側にいたいだけなのに それでも 触れずに居られないのが 人の性 風に風吹く故意恋綴り