2007-12-18 Little prayer 音ゲー詩 『神様になれた夜』 夜空、 浮かんでは消える夢想、 掌に乗せた金米糖は、 息一吹きで空へと昇る。 絵画に描かれた景色、 懐かしき記憶の泡沫、 映写機は回る。 カタカタ音を立てて。 黒猫は空から 僕等を覗き込んで鳴く。 寂しそうでもあり、 笑っているようでもあり、 砕けた金米糖が 地面でキラキラ光るとき、 何と無く、 両手を広げてみた。 小さな世界で、 大きいわたし。 夢と現実の狭間で、 神様になれた気がした。