2008-01-16 猫と気球 詩 気球は空へ ふわふわ上がるよ バスケットには 猫を乗せて 怖がらなくていいよ 返ることはないから 恐る恐る 覗き込んだ世界 前足一つ 前足二つ さぁ!顔を出して 籠の猫は外を眺めて みんなの事も 僕の事すら 忘れそうな 広がる碧景色 背負うつもりはあるのかい? 背中に小さなバックパックを 風に揺られて 猫は空を行く 髭が切る空気(かぜ) 蒼い海を足元に 閧の声は 雲を割って響く