蜉蝣


蜉蝣は
私の手の上で
留まることを知らずに
飛び続ける
身を捧げる相手を探すために
飛び続ける


9    6   2
  5   4      8
 1  7      3

光の粉を時に変えて
輝いたまま飛び続ける
時の輪の中で
与えられた使命と
己の望みのままに


時の輪から外れた僕らは
その様をただ眺めるだけだ