星と願うなら


『神工プラネタリウム


草原の上
夢を待つ羊を
頭の上に
浮かべる前に


熊の影は見えたかな?
犬の目は蒼く鋭くて
赤い心臓は呪いの印
英雄は逃げた
裸足で逃げた


柄杓は折れ曲がっていくよ
笑う口は複雑だね
一人ずっと見守る
君はどんな気持ちだい?


いつの間にか地面も
深い紺に変わった
今夜が昨夜になる頃に
大あくびして寝転んだ
宇宙の中を寝転んだ