曲詩

星と願うなら

『神工プラネタリウム』 草原の上 夢を待つ羊を 頭の上に 浮かべる前に 熊の影は見えたかな? 犬の目は蒼く鋭くて 赤い心臓は呪いの印 英雄は逃げた 裸足で逃げた 柄杓は折れ曲がっていくよ 笑う口は複雑だね 一人ずっと見守る 君はどんな気持ちだい? いつ…

Yes〜free flower〜

『時計盤から飛び降りて』 時計盤の上で 針から降りて 地面に描かれた文字を 足でなぞってみた 遠雷 フィルターが掛かったように 角が取れて 響くのが残響ばかり あちらこちらの空に 浮かぶブラックホール 消えゆくブラックホール 金属が軋む音 紡いだ言葉が…

今夜はブギーバック

『Twilight Party』 ミラーボールのGroly light アンニュイなChill out お別れだけなら悲しすぎるから この場で一つRap,Lyric A R I GA T O U 感謝を忘れた者達に告ぐ A R I GA T O U 当たり前すぎて忘れられた言葉を 安売りされたカタルシス 知ったかぶりで…

春風待ち

『タンポポ』 綿毛を幾束 飛ばしただろう 側を過ぎる草に その体を乗せるように セピア色の夕焼け 微笑んでいいよね? 君には見せられないけど まだ眠ったままだから 知らない顔ばかり 見上げた路傍で 笑うのに飽きたら 心のフィルムを回そうか 名前の知らな…

Punishment

『生=戦争』 生き残るため 歩みを進め 他者を薙ぎ払い 撃ち抜く 止まぬ 止まぬ ただ止まぬ チームという個人で 破壊を ただ破壊を 創造を後回しに破壊を 嵐のように 嵐のように 突然の嵐のように 喰らい 仲間を喰らい 敵を喰らい ただしがみつく 生に 与え…

Interceptor

『砂と色彩』 左手に砂をかき集めて 太陽光に焼き付けて 形成した硝子を 感情のままに放り投げ 砕く 触れてはいけない煌めきを 血にまみれた利き腕で彩る 黒ずんだ世界で 唯一明らかな白と赤 破けた服 茶色の布切れに変え 一時の影を作るように 青空へと投げ…

春風待ち(Popquiz)

『花弁通信』 頬を掠める桃色 ハートは風とポルカを踊る 雪を留めるように 右手を差し出して 目の前で 消えてしまう前に 左手を重ねて 温もりを確かめた 線路は地平線の彼方 途切れては続いている 花を飛ばしたのが あの人でありますように―― 草葉の面影を胸…

さくら(いきものがかり)

『2 season』 季節の当番表 四十五度前に 手を伸ばしたくなった 柔らかくて……儚いもの 手袋越しでも良い ほんの少しでも 君が側にいられれば 君と時間を共に過ごせれば 厚手の服を脱いで そうしたら一緒にいられるから ずっと、ずっと―― ――望めないからそれ…

何らの苦しみにもあわずして、何人をも幸福とは『呼』ぶなかれ。

『Dawnthinker』 取り戻すのは輪郭 生の内に決して消えぬ陽に 思わず己の体を抱く 生の内に消えぬか確かめる 延びた爪に 筋が入った皮膚 其処に在るだけで人は傷付け 其処に在るだけで人は傷付き 幻惑の中 其処に何があるか分からず 恐れる車は正常だ 恐れぬ…

The World

『自己崩壊の他者依存』 EDENの終りを見たかい? まさに予言された通り? 呟く声が聞こえた? むしろ叫び声かい? 苦しみ悶える人? 崩れ落ちる建物? 無事な人などいない? それは事実?主観論? 瞼を開かずに 君は何を言っているんだい? この世界は まだ…

プネウマの舞踏 (Naan)

『映写機越しに見る世界』 映写機が回る 等間隔でカタカタ刻む 現在を無数に重ねて流す 水彩画の世界 林檎を手に持つ少女 頬を朱に染め 昼過ぎの斜陽間近 槻近くで 待ち人の到来を知る フェード(暗転) 木の机には紙 5Hの黒鉛筆に定規 書き込まれた無数の軌跡…

Last Exit (Naan)

『23:00』 雲隠の半月 呪(のろ)いが呪(まじな)いに変わる頃合い 盤上の輪舞曲(ロンド)は 時を止めたまま動き出す 盤を手に持つ自分は 最終列車待ちの人間 遠くで遮断機が鳴らす 鈍い明かりが駅に迫る 妖精は電車の上に座り 欠伸して互いに膝枕 羨む拙い感傷…

Punishment

『打堕妥駄』 絶唱を片に次げ 定理の権は死し 繋断った現状 スラッシュ左右 交互に怨哀怨 官と乾燥部位 裂夜の妄想 記憶は切々と断 滅裂の調和

もってけ!セーラーふく

『In a high-school』 Excuse? Help? いつ何処で何を使うべき? 赦し助けて恋をするのは 乙女の特権、恋夢想 解けない二乗は方程式 イケナイ事情の校庭式 貴方にゾッコンLovin'you! って短い腕が恨めしい ずっと離さずいたいから ずっと離れずいたいから 一…

ハレ晴レユカイ

『L.O.V.E.』 Long 長い距離ですら そのまま縮められそう この思いのまま 空へと駆け出せば Ocean 海一杯に詰め込んで 貴方に届けたとしても 足りない!足りない! もっとずっと与えていたい! Variety 色々なことを知りたいし 色々なことを教えたい だって…

Last regret(OMEGA FORCE REMIX)

『Never cry』 目に見える 星の数だけ 涙の粒を 地に落としたなら 針の進んだ 懐中時計 戻らないことは 知っているから すぐに強くはなれないけれど 弱いままではいられない 心の赤信号は もうそろそろ変わる頃合い 振り返る事は 構わないんだ 笑顔でいられ…

言葉を用いて奏でる者は才能に在らず、ただの記憶に『過』ぎぬ。

『スクラップ』 言語り無縁 言諮り悠厭 言当り具現 言盛り風玄 幾多に重ねた言葉すら 一片の文字に還元さる それすら『戯』れか 末端用いて浄化 カッター閉じ引(い)て業火 合算こじ入れ同化 借款文字去(い)て昇華 意味の破綻 破綻の意味 環 環 終焉など存在 …

鳥の詩(Lia)

『風斬り羽』 風斬り羽 夕焼けに照らし透かし 飛べぬ鳥を想い 風をただ待つ 駆けた青空 放つ麦藁 繋いだ手 繋げずの手 離れた指が変化したのは 一本の風斬り羽 地に縛る禁断の契りと引き替えに 僕等はあの夏を終えた 空を想う鳥は 寒さに耐えられず 片羽で保…

Higher than the Sun

『時の軸から外れた場所へ』 サテライトの輝きに乗って 音の壁を突き破ろうか。 燃えさしの炎が 消えてしまう事はないから。 飛ぶかい? 潰されそうだよ。 飛ぶかい? 自分に。 光が見える? あれが僕等の行き先で あれが皆の行き先。 全ての終りの場所。 怖…

BORDERLINE

『枷』 手折るは背中の羽根 飛べる枷を外し 暗潭たる自由を得るために 地に降り立ち手を掛け 羽根を手折るとき 折られた羽根は足枷に変わり 両足を地に繰りつけた 足枷を外すために 脚を手折るとき 折られた脚が手枷になって 足枷は首枷へと 結局何処にも行…

BORDERLINE

『Description』 無慈悲に現れた 地を走る直線 それだけで どうしても足がすくむ 先程まではただの地面 なのに 線を越えられない 線の先へと進めない 困り果てた私は 身を神に委ね 均衡を保とうとする 均衡を乱すとも知らずに 遠のいていく 遠ざかっていく …

無限グライダー

『欠けた手で彩るQA』 8の字寝かした隙間から 天に向けて吹く風は天啓 飛ぶかい? 飛ばないかい? 意味のある意味無しQA 膝上まで水がかかると この先は動けなくなる 飛ぶかい? 飛ばないかい? 時の数だけQA 糸小欠かして 刀ノ欠かして 縫うは現実? それと…

Drove Through Ghost To Get Here

『変貌の傍観』 魂を凍らす風 瞳すら惑わしを映し出す 濡れない雨は降り頻る 地を濡らしながら降り頻る 次第に重くなる心 そしたらほら 空から光が落ちてきた でも違うの あれは幾千の針 濡れない雨が凍った氷柱 メシアを求めて群がる人は 光に殺られて立ち…

『呟き』 君に近付きたいと 君を知りたいと 逸る想いが強すぎて 時と間合いがもどかしく どうしようもなくもどかしく どれだけ時が過ぎたとき 僕は果たして知ったのか? 近付くあまり突き飛ばして 知る度に嫉妬して 求めるつもりで離れていって 一緒に居たい…

ボクノート

『雨降りの公園で』 公園のベンチ 大きめの傘に当たる 大粒の雨 叫んだら消えてしまいそうな言葉 距離を縮めようと伸ばす手のように ただ懸命に動かす手で描く言葉 書いては消して 消しては書いて もがきながら 苦しみながら 残したものは―――まだ紙屑 もどか…

GLIDE(Cymbals)

『スカイグライダー』 ゴーグルは額の上 ばたつく服に 雲が引き裂かれた空 漏れてくる光は 天からの誘い 問いかけられる 「Are you ready?」 バーを握り締める手袋 内に隠された興奮は 口から漏れて白い息 駆け出して 逆風――――! 空見上げれば蒼 下を見れば …

世界をのぞむ家

『空が灰色に見えた日』

世界をのぞむ家

『Return』

ハルジオン

『Beside you.』 探し物 求め物 それはいつでも 自分の側に 気付かぬうちに 当たり前だと 気付いた時に そうではないと Too late? IT'S NEVER TOO LATE. 遠くを見る それに飽きたら 側を 自分の側を You are always beside me.