『桟橋を歩こう』


桟橋を歩こう
下を向いて歩こう


落ちて流れた先に
何があるか思いを馳せながら


一足毎に
軋む木の板


桟橋を歩こう
上を向いて歩こう


手の届かない空に
諦めの目を向けながら


一足毎に
軋む木の板


桟橋を歩こう
前を向かないで歩こう


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役立たずの自分の舌なんて、切り取って捨ててしまえば楽なのに。
そしたら……喋ることもなくなるのに。