2009-04-15 『桟橋を歩こう』 詩 桟橋を歩こう 下を向いて歩こう 落ちて流れた先に 何があるか思いを馳せながら 一足毎に 軋む木の板 桟橋を歩こう 上を向いて歩こう 手の届かない空に 諦めの目を向けながら 一足毎に 軋む木の板 桟橋を歩こう 前を向かないで歩こう ―――――――――――――― 役立たずの自分の舌なんて、切り取って捨ててしまえば楽なのに。 そしたら……喋ることもなくなるのに。