ああ、人って。 簡単に他者に殺意を抱けるんだなぁ、と。
羽のもがれた蝉の死骸を 凉風に乗せて木陰に置いた 朝の月 見上げては 兎の影を探して 背に滲む汗が 日に日に引いていく 代わりに窓に付く結露 風が 絡み付きながら 腕を刺し 胸を刺し 早暮の闇 オリオンの勇士を 探し見上げる 星無き夜空 鈴虫の声 車の音に…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。