2006-09-30から1日間の記事一覧

Coco

ほら、風駆ける都に 空舞う龍、見えるでしょ…… 凪いだ砂漠に立つ乙女 手に持つ銀のタペストリー 石に刻む思いに 切々としたもの、感じずにいられず 狼の叫びは 大古の嘆き、写しとるように 響く、想いの狭間で 揺れ動き壊れた少女の心を What you say? What …

代用品

誰かの屍の上に浮かぶ 幸せと言う名の船 安穏としていた僕に 「一体お前は何様なんだ?」 誰でもない誰かでもない 姿探した結末が '僕'ですらない僕で それは誰とも変わらなかった 代用品に過ぎない自分は 代用品を否定して憧れてたのさ 誰とも変わらない自…

僕の飛行機

『河川敷、風待ちの夕方』 市電の通る河川敷の下で 飛んできた紙飛行機を手にとった セピアにあせた紙の飛行機 書かれていた日付は 今よりも遥か前 書かれていた言葉は 感謝と思い出と …………水滴の痕が一つ ………手紙を折り畳んで 紙飛行機にして飛ばした 風に…