『Cheapest』一番だけ


風吹く度足をすくませ立ち止まる君に
背を向け走り出す僕は何を裏切ったのだろう
いつの間に仕切られた死線上に立つのが嫌で
知らず意識せずただ逃げ続けていただけだけど


零が二つ、山に詰まれた無価値のプラスチックは
皺枯れた老爺の如くねばついて語りかける
掴んでしまえば全て楽になれるって
戯言はよせよ、ただ意識無くなるだけだろ


何も掴めない
手を出さないから
何も抱けない
逃げ出してきた
報いなどはない
何も得ないから
Show me and laugh at me.
'What a cheap man you're'
価値なんて無いから…………