2007-10-19 鳥の詩(Lia) 曲詩 『風斬り羽』 風斬り羽 夕焼けに照らし透かし 飛べぬ鳥を想い 風をただ待つ 駆けた青空 放つ麦藁 繋いだ手 繋げずの手 離れた指が変化したのは 一本の風斬り羽 地に縛る禁断の契りと引き替えに 僕等はあの夏を終えた 空を想う鳥は 寒さに耐えられず 片羽で保てぬ均衡 陸の上の泡沫 風斬り羽 夕焼けに照らし透かし ただ風を待つ ただ風を待つ 風斬り羽 風に押され飛ぶ 夢見が丘の果てまで 鳥の願いの行き着く地まで