2007-12-20 コクーン 詩 血が滲むほどに 歪んだ刃握り締め 切り裂かれたギザギザを 一つ一つ捲って剥がしていく ここから僕は生まれ変わる 人の殻を捨てながら 肉の欠片だけ 口の中に放り込んで ただひたすら噛み締める 味を求めても意味はない ここから僕は生まれ変わる 新たなる次元へと逝くため 最果てから眺めた 背中に映る風景は 何故か直ぐに脆くて 触れたら壊れてしまいそうで