2009-02-28 一日一景 詩 『そらをとぶゆめ』 空を飛ぶ夢を見た 鳥の隙間を縫うように 空へと向かう体 翼なんて無くて エンジンなんか無くて でも風は吹いていた 腕を広げたら 動きが鈍る そのままそのまま 瞳を閉じて そしたら 星になれるから ただし 瞳を閉じたら 目を開いちゃ駄目なんだ 満天の星の隙間を 漂う様を見たいのに ―――― 逆らって 瞳を開けると ――接触寸前の煉瓦が見えた