2006-09-16から1日間の記事一覧

故、見良津氏に捧げる弔い詩。

雪が来る前に つむじ風に拐われていった 時に華麗なる闘牛士のような 風を描き出した貴方は 今頃は楽聖と吟われる者達と 静かなる時を過ごしているのだろうか 言葉は全て空に還した ただ、御魂が 安らかに空に在る事を 静かに、静かに祈るのみ 貴方の落とし…

『虚砂の海』

水音 さらさら 砂音 山が動く ゆったりと 崩れながら 滑り落ちて 川になり そして 虚砂の海に 辿り着く 手元から さらさら さっきまで 手の上にあった 筈なのに さっきまで 自分のものだった 筈なのに さらさら 凍える月は 今日も沈まない 人影に見える砂 嘗…

のんたいとる

世迷い兎と銀の月 ………なんかこんな一言が浮かびました。イラスト化きぼんぬ(笑)