2007-08-08 先見噺 詩 涙色 鈍色のビィドロが 幾つも吊り下がり 内に秘めた炎は 燃え尽きてしまったのか 温もりを持つ僕の手では 感じることが出来ないほどに 暗く深く無温 余りに余りに 余りに余りに脆く見えたから 思わず火をつけてみた 割れ爆ぜるとは知らずに 先見えず先見ず 水晶の瞳で 何も映さない水晶の瞳で 映るものを当てにして