2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

自浄自虐

汚れた自分を嫌い 清めるがために懺悔 後に他者蔑視と自尊 癒されたのはただ自分のみ 癒されたと思うのは自分のみ 自分で傷付けた傷を 誇らしげに見せながら 自分でつけた痛みに はらはら涙を流しながら 何を告げるのだろう 何を叫ぶのだろう 誰が涙を流すだ…

さすらいの字書きさん、らしい私が答えるバトン

影華さんのところから、ひっさびさに回ってきたバトン。別に流離っちゃいないですけどね(笑)

『おんなのこ』 おんなのこは あるいていた くらくしずかなゆきのみち おんなのこは あるいていた かぜもふかないはやしみち おんなのこは みあげていた はのあいだからこぼれるつきを おんなのこは のぞいていた あかるいよぞらのみずのした おんなのこは …

今は亡き人のアルバム

Takeo Miratsu Memorial Bestを聞きました。 カバーですが、一番最後に入っていた曲『desperado』が、聞いた事がある曲で、とても綺麗でした。 聞いていて、少し涙が出ました。 他には四次元アラベスクは私的におすすめ。エキゾチック且つ遠くまで広がる世界…

CaptivAte〜浄化〜

『スルト』 散り敷く薔薇の花弁 『すき、きらい、すき、きらい』 壊れたボイスレコーダー ある部分から進まない ある部分から進めない 汚れ無き硝子の床は シンメトリーの絵画 互いに手に届かない 向こうにあるもの こちらにあるもの 割れた大地に湧き出る泉…

繚乱ヒットチャート

『プロテスト』 絵空描いて幾星霜の 思いは常に道を違える 咲いては散りし桜の華は 風が急かして保てぬその身 幾夜変わらぬ明日の星空 今はしまおう望遠鏡 傲り・虚構の塔は建てられ 萎える者共百や千 我は何処や! 我は何処や! 尋ねし者のプロテスト

その四

最近読んだ本から。

Under Construction

『年の瀬』 重器の音が鳴り響く 必要な 不必要な工事の場に 昼の街灯は眺めながら思う まだ使えるのにな その隣では 木が接がれ 金が接がれ 木の一つに止まる鳥は言う 果たして誰が来るのやら 遥か離れた大都会 立ち並ぶ 無骨な水晶宮 下に立つ誰かは叫ぶ 機…

THE CUBE

『三乗幾何』 疾る直線 実直に 僕の周りを無限の彼方へ 横の線で仕切り 縦の線で囲う 正確な方眼のままに 横を疾る線に持たれ 周りを眺めて一思案 外にいる者は 内にいる僕を笑う 自分が外にいる 確証もないままに 天頂に腰かけた 天使と悪魔は呟く 内か外か…