2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『空言の海』(音々)

電子音のノイズはまるで寄せては還す波のよう。人はそのノイズの中から産まれ、そして消えていくのでしょう。それが例え虚飾であっても。 その虚飾から逃げようと、精一杯作り上げた壁。自らを偽って、必要以上に強がって築いた、孤絶というシェルター。しか…

故、見良津氏に捧げる弔い詩。

雪が来る前に つむじ風に拐われていった 時に華麗なる闘牛士のような 風を描き出した貴方は 今頃は楽聖と吟われる者達と 静かなる時を過ごしているのだろうか 言葉は全て空に還した ただ、御魂が 安らかに空に在る事を 静かに、静かに祈るのみ 貴方の落とし…

『虚砂の海』

水音 さらさら 砂音 山が動く ゆったりと 崩れながら 滑り落ちて 川になり そして 虚砂の海に 辿り着く 手元から さらさら さっきまで 手の上にあった 筈なのに さっきまで 自分のものだった 筈なのに さらさら 凍える月は 今日も沈まない 人影に見える砂 嘗…

のんたいとる

世迷い兎と銀の月 ………なんかこんな一言が浮かびました。イラスト化きぼんぬ(笑)

読解不能

朝日新聞は何が言いたいのだろう? ………と春秋を読んで思った。 どの文脈からいきなり『若者の右翼化が進んでいる』、になるのかなぁ。 「朝日は左寄り」だの何だの言われてるけど、真実に思えてくるぞ?

虚'飾'

燃えないダイヤを身に付けていても 安い者しか目につけやしない 誰かはいつか歌っていたさ 「カッコつけるのはカッコ悪いから」 子供騙しの眩しい光 くらむのはいつも次点以下 「石ころ一つでお釣りが出る」 軽佻浮薄なmass communicatiOn 左右同様、上下同…

ギタリストと雪女 その9

『―――恨めしや、治樹』 『―――恨めしや、霜月』 『我が村の者を誑かし者よ』 『斯様の者に誑かされし者よ』 『―――恨めしや』 『―――恨めしや』 『罪の代償は』 『裏切りの代償は』 『―――命をもって償わせん』 …………ん?どうやらいつの間にか寝ていたらしい。…………

終着駅まで

鳴る筈のない携帯抱いて 明けゆく街に欠伸をかます 視線と意識のベクトル 皆とは交わることはない 洋墨だらけの線を眺めて 何かしら事が浮かべばいいが 行き交うものは妄想ばかり 実を結ばない一人の思考 押し潰されそう 吐き出される前に 誰でもない誰かで…

僕なりの『ユメクイ』

遊び疲れた獏は 何の夢を糧にする その黒い瞳で見つめるのは 世界と世界の狭間 飛び立つがいいさ 儚いBoundaries通り抜けて ココロのトーチで 全て見透かせるのだろう? 一人震える子供の 闇に火を灯してあげよう 風で消えるような光でも 自分を知るのには十…

洗脳(≒≠=∽)教育?

ずっと前から疑問に思っていた事が一つ。 洗脳と教育、それはどう違うのかな?ってこと。 僕の感覚から出す結論はこうだ。 『教育も洗脳も基本的には同じで、見る側の捉え方によるもの』 高校時代の恩師は、確か、 『教育とは、そこから先に繋げていくもの、…

9/11に寄せて

落ちる 墜ちる おちる オチル 絶対性が 権力の象徴が 繁栄のシンボルが 全て 塵になり 灰になり 瓦礫になり 全てを巻き込んで 後に残ったものは 虚飾 欺瞞 そして その犠牲者達 全ては一時の夢となり 空気に溶けて消えた

『Freezing atmosphere』(Twin AmadeuS)

今月五日に亡くなられた、見良津氏の2DXデビュー曲です。 雪国らしい寒々しさを感じるようなエコー、重々しいエレキギターとまるで雪の妖精のようなヴァイオリンの共演。荒々しさと華麗さの入り混じった曲です。 はじめて聞いた瞬間、『この世界にはこんな音…

Little wings(vision)

小さな羽、手に入れただけで 飛べた気になっていたんだ 実は僕は落ちてるだけで 向かう先は固い地面 誰だって羽を持つ時代があった 誰だってそこで一度死んだんだ 墜ちる僕等を笑うように 大空羽ばたく鷹がいたのさ 空高く舞った そのとき僕等は地に突き刺さ…

『HEAVEN INSIDE』

9/11といえば、………今更語る必要ありませんよね。そうです。世界貿易センタービルに飛行機が衝突したあのテロです。 その歴史的大事件の後、平和の願いを込めて創られたのがこの曲です。純粋なロック。純粋にかっこいいと思える洋楽ロックです。 曲もいいので…

熱帯夜なので

クーラーをつけてみた。 『室内温度 31℃』 何この熱帯夜クオリティ。 何この室温クオリティ。

原寸大地図の空白

動くガラス張りの景色 遮るのは、脆い痛い壁 人がどこまでも行ける それは自分で出来たものじゃない 手の届かない、世界 足はもう、動かない 見慣れた場所の中間を 僕は知らないのに 鳥に話しかけてみる 「君は何を見ているの?」って そしたら聞き返された …

のんたいとる

『〜ちゃん』と『〜たん』のニュアンスの違いは何なんだろう?

五行詩

『Healing Vision』 白い壁の外から 漏れてくる光 ああ、もう少し 生き長らえようと 途絶 『AA』 信じていた綱 それはいとも 呆気なく切れ 奈落へ堕ちたのは 体か、心の光か 『BBLLAASSTT!!』 ここは俺の領域 俺の音に付く言葉に 打撃(ビート)なんて生温い …

人形奇譚

鳴り響く鐘、三回 ガラス戸を叩く ティーポットからの香り 早めの晩餐 飲み終えたら私は 人形になるの そしたら愛される そしたら愛されるから 鐘の音、六回 さあ踊らなくちゃ 今日はワルツ?タンゴ? お相手はどんな人形(ひと)? ルラルララ、ルラルララ ス…

追悼

Twin AmadeuSの見良津氏が、お亡くなりになられたそうです。 僕が今書いている小説は、元々は氏の曲『Freezing Atmosphere』を聞いて浮かんだ物語を、ロング版の歌詞を用いて文章にしてみたものです。詳しい曲紹介は次の2DX曲語りで行いますが、名曲と言って…

ギタリストと雪女 その8

パパパパパパパパパパパンッ! 『H@ppy Birthd@y 2 U!!!!』 クラッカーが盛大にうち鳴らされ、俺達はもう一人の客、あの女性に叫んだ。主賓である彼女の方はあまり表情の変化が見られないが、幽かに口の端がつり上がっているところから、一応は楽しんではい…

のんたいとる

誰か・ageとsageの違いと意味 ・ぬるぽの意味 を教えてください。

愚問な疑問

果たして外国人に、 日本人と中国人と韓国人と北朝鮮人の区別が、外見だけを見てつくのだろうか?

少年死亡の報道を受けて

まぁ予想はしていた事だとして、それでも心に感じる事があったので。 所詮、死人に対する問掛けなど何の意味もなさぬものだけれど。

昨日の現社の授業で

自分がどれだけ権威主義的なのかが分かった。 『自分が全て間違っている』 その思考は裏を返せば、 『相手は全て正しい』 ハッ! 何て無知で! 何て愚昧で! 何て目盲だ! 簡単な話だ。 自分はただ、間違えたくなかっただけなんだ。 責任を背負いたくないか…

雨空と携帯電話

雨降らす黒雲 やや肌寒い風 皮膚を爪でなぞりながら 消えてしまいそうな 自分の存在を 何とか保つワイヤレスの絆 距離≒心の隙間 再度繰り返す呼び掛けは 電子音によって途切れ 温もりを感じるのは 熱せられた電池から絶えてからいくつ 夜を過ごしたの? 日を…

秋と言えば

焼き秋刀魚ですが、 頭から尻尾まで(骨含む)全て平らげる僕は変人ですか?

誰を

誰を傷付けて 誰を踏み台にして 誰を嘲笑って 誰を見下して 誰かより優越してると驕って 誰に騙って 誰を陥れて 誰を壊して 誰を崩して 誰を殺して 誰を忘れて ――それでも生きていくのだろう ――それでも生きていくのだろう

『ピアノ協奏曲第一番'蠍火'』

beatmania2DXがDJ育成シミュレーションゲームでなくなってしまった事が証明された曲です。歴代のONE MORE EXTRA曲からも、この曲だけが遥かに異彩を放つその理由、それは………、 完全にクラシックなんだもん。 クラッシュ&サスペンドシンバルが鳴り響き! ティ…

マジックアカデミー

マジックアカデミー管弦楽部のメンバーが、もしもマジアカのキャラクターだったら。 キャスティング妄想。